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内科・アレルギー

内科・アレルギー

  • 内科・アレルギー

◆アトピー性皮膚炎

  • アトピー性皮膚炎は自己免疫疾患の1つで、免疫反応の誤反応です。病状は角層の保湿機能の低下が主で、慢性的負荷の蓄積や身体に対する負担などがもたらした”体のバランスの異常状態”です。中でも環境汚染物質より作られる活性酸素と過酸化脂質が悪影響を起こします。治療法は、ステロイド剤をなるべく避け、体に対する負荷、負担をなるべく軽減し、同時に自然治癒力を高める治療法を選択します。異常に陥った身体の状態を回復させることがアトピー性皮膚炎の治療の基本です。
  • 薬剤や漢方薬中心に治療し、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、外用薬を処方します。
  • 漢方薬
  • 皮疹を見て
  1. 湿潤性、夏に悪化する    消風散
  2. 乾燥性、冬に悪化する    十味敗毒湯、温清飲
  3. 気虚タイプ(虚弱体質)  補中益気湯、黄耆建中湯
  4. 実質タイプ(肥満飽食)    防風通聖散
  5. ストレスタイプ(心因傾向)  柴胡桂枝湯、小柴胡湯、抑肝散
  6. お血タイプ           桂枝茯苓丸、通導散、温清飲
  • レーザー治療

スーパーライザーという近赤外線照射療法が効きます。約半径3cmの円で効果があります。少しずつ部位を移動しながら全部で5~10分かけます。痒みはレーザーをかけた後1~2日減少します。痒みがないと皮膚を掻かないため症状が軽減します。
これは、ピーリングにも使用されます。

  • スキンケア

スキンケアとは皮膚を清潔に保つことと皮脂を流し落とさないことです。
・皮膚を清潔に保つこと(超酸性水を一日3回皮膚に付け、その後に保湿クリームを使用します。イソジンも殺菌作用があります。両方とも皮膚を清潔にする作用がありますが、あくまでアトピー治療の一つです。)
・皮膚を乾燥から守ること
の2点からなります。
アトピーの皮膚にはダニ、細菌、ホコリ、環境化学物質などが侵入しやすくなっていて、毎日これらのものを皮膚から洗い落としてあげる必要があります。このため毎日のお風呂に加えて朝のシャワーも使うことをお勧めします。そして石鹸は刺激の少ないものを使って軽く流す程度にしましょう。皮疹のある部位は石鹸を手の上で泡立てて上からなぜるだけにしましょう。
お風呂でかゆくなる人はぬるま湯にしましょう。
お風呂とシャワーの後はすぐに保湿剤をつけましょう。保湿剤は軟膏のように塗り込まず少しべったりなるくらいにしましょう。お風呂で清潔になった皮膚を保湿剤で守りましょう。

  • 水道水に気をつける

病気疾患の原因の多くは活性酸素である事が判明されつつあります。そして、この活性酸素が関与する病気疾患全体の割合は80~90%と言われております。アトピー性皮膚炎も例外ではありません。電解還元水は、アトピー性皮膚炎の患者さんに治療として導入しております。基本的には一日に体重の5%を上限にアルカリイオン水を飲用します。体重50Kgで2.5リットルまでですね。通常500mlずつ数回の飲用になります。ph9~10のアルカリイオン水です。それに平行してph2.7以下の超酸化水を皮膚の清拭用に使いましょう。

  • 冷湿布マッサージ法

アトピー性皮膚炎の皮膚は色々な刺激によって痒くなりやすいのが特徴です。特に皮膚の温度が上昇するとその反応が強くでます。皮膚の温度を低くするため、冷えたタオルで冷したり、さらにマッサージをすると痒みの反応が低下します。1箇所を10回程度、1日2回(朝・夜)行いましょう。

  • 外用剤

アトピー性皮膚炎の治療には副腎皮質ホルモンの外用剤(軟膏・クリーム)が最もよく効くことはご存じのとおりですが、副作用(皮膚の色素沈着、血管拡張、病気に対する抵抗力低下など)も起こります。逆に副作用を心配するあまり、使用を避けていてはアトピー性皮膚炎を悪化させることがあります。ステロイド剤は症状がひどい時に使用しますが、あくまで症状を抑えるだけで、病気そのものは自分の力で治すことが大切です。

冷えは身体の機能を低下させ、自然治癒力、免疫機能などが低下します。下半身特に足先を冷やさないように靴下をはくと良いと思われます。

種々のストレスがアトピーを悪化させます。ストレスを避けるように努力しましょう。治療は長期にわたるため、長い眼で見て、あせらず養生と治療を行えば必ずよくなります。
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◆アレルギー性鼻炎(花粉症)

  • アレルギー性鼻炎のメカニズム
    花粉症とは花粉による抗原抗体反応(鼻粘膜のI型アレルギー)です。
    感作状態にあるとき、抗原である花粉が体内にあるときに花粉症を発症します。
    (感作=生体を抗原に対して感じやすい状態にすること。)
  • 感作のメカニズム
    抗原となる異物が体内に入る

    マクロファージに捕捉

    抗原情報がT-cellリンパ球に伝えられ、更にB-cellリンパ球に伝わり、形質細胞に成熟し、IgEを産生する

    血中や肥満細胞にIgEに移行し、感作状態となる

この状態で再び抗原が入ると、表層好塩基球や粘膜上皮内の肥満細胞のIgEと抗原抗体反応を起こし、その刺激で細胞は脱顆粒反応を起こし、化学物質を放出します。

  • 化学物質
    • ヒスタミン                            
      a)神経終末を刺激し、くしゃみ発作や水性鼻漏を起こします。          
      b)鼻粘膜下血管壁に作用して、血管拡張、浸透性亢進、浮腫をおこして鼻閉をきたします。
      slow reacting substance-anaphylaxis(SRS-A)
      特にロイコトリエンは長時間の鼻閉をおこします
      ・ヒスタミンは抗原に触れた直後より放出され、5~7分で終了します。
      ・ロイコトリエンの放出は5分後に始まり、2時間後まで放出されます。
      ・鼻閉は花粉を吸い込んだ量が多けれ多いほど、長く持続します。
      ・風の強い日は目の粘膜につき、涙目、かゆみ、充血が出現します。
      ・花粉の大量飛散時には喉のかゆみや痛みが出現します。
  • 花粉症の予防するためには

花粉症の予防法はまず、抗原を回避することです。抗原回避の方法を次に挙げます。
a.花粉の飛散量や飛びかたを理解し、花粉情報を熟知すること。
b.花粉対策:風の強い日は外出を控えたり、朝早い時間に用事を済ますこと。
c.花粉グッズ(マスク、眼鏡、帽子)を使用すること。
  一番良い方法は通常のガーゼマスクに水に濡らしたガーゼを挟むと良く、90%ブロックできます。
d.帰宅時花粉を持ち込まないようにすること。顔を洗い、うがいをすること。
e.飛散量の多い日は窓を閉め、開けるなら風下の窓にすること。また、布団や洗濯物を戸外にださないこと。
f.掃除は電気掃除機ではなく、濡れ雑巾ですること。
g.部屋の中は乾燥させず、加湿すること。
h.十分に睡眠をとり、ストレス、過労をさけて体調を崩さないようにすること。

  • 治療方法
    1) 特異的減感作療法
    週2回の注射を3ヶ月間、その後週1回を4回、2週に1回を4回、その後は1ヶ月に1回注射を3年間しつづけると、効果があります。有効率はハウスダストには80%、しかしスギ花粉には花粉量が多すぎて効果は低い。
    2) 抗ヒスタミン剤
    ヒスタミンレセプターを占拠して、遊離ヒスタミンが作用できなくします。
    3) 抗アレルギー剤(脱顆粒抑制剤)
    投与してから効果が出るのに数日かかる為、最大効果発現まで2週間要する為、花粉出現前に服用開始しなければなりません。
    4)ステロイド剤
    鼻の粘膜内に増加した肥満細胞や粘膜内総ヒスタミン量を減少させ、症状緩和するが効果発現に数日を要します。筋注、静注などがあります。
    5)鼻炎のレーザー治療
    レーザーで粘膜上皮と粘膜固有筋層を凝固して変性させるものです。

粘膜下固有筋層にはヒスタミンを感知する知覚神経があるので、くしゃみや鼻汁の症状は改善します。治療後しばらくの間は、鼻の粘膜の一部がカサブタのようになって、鼻炎の症状が一時的に強くなったり、鼻づまり、鼻汁などの症状が出ることもありますが、2~3週間たってカサブタが消えれば鼻炎の症状は著しく軽快していきます。
しかし数ヶ月で粘膜は再生するので花粉症が完治するわけではありません。しかし、シーズン前に治療すればその季節あるいは1~2年は症状が改善されます。

  • 手術による外科的療法とちがって全身麻酔や出血のリスクが伴わないレーザー治療は、簡単な表面麻酔による非観血的(出血を伴わない)治療、副作用もなく、医療時間が5~10分程度と短く、入院も不要。外来で手軽に受けられる治療です。保険適応で、3割負担で6,000円程度の負担になります。

◆漢方外来

漢方薬は幾つかの生薬が組み合わさってひとつの薬になっています。また各生薬はいくつかの有効成分を含んでいます。それらは複雑に作用を強めあったり、副作用を弱めあったりしながら、全体的な効き目が現れる仕組みになっています。漢方薬は、個々の症状に対し診断がつかなくても治療が行えます。単に病気を診るのではなく、人間を診るという思想によります。漢方療法は幅広い疾患に対応し、なかでも自律神経失調症などの不定愁訴には有効です。

  • 対象疾患
  • アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などのアレルギー性の疾患。
  • 膠原病、慢性肝炎、慢性腎炎などの難治性疾患。
  • 高血圧症、糖尿病、痛風などの生活習慣病。
  • 胃腸虚弱、風邪を引きやすい、疲れやすいなどの虚弱体質。
    さらに帯状疱疹後神経痛など。
    よく補中益気湯を使います。
  • 頭痛、胃痛、腹痛など。
  • 更年期障害、月経困難症、不妊症などの婦人科疾患。
  • 変形性膝関節症には防己黄耆湯をよく使います。
  • 頚腕症候群、肩関節周囲炎、変形性脊椎症などの疼痛性疾患にも効果があります。芍薬甘草湯をよく使います。
  • そのほか急性、慢性の諸疾患。

◆気管支喘息

  • 最近、副作用も少なく手間もかからず、簡単に発作が抑えられる治療法が出来つつあり、およそ2週間以内に健常人同様の生活が実現します。治療により、2週間で健常人の状態にすることは出来ます。その状態を維持しながら、それまでに傷んだ肺気管支を修復して、真の治癒を目指します。
    治療は、慢性の病気なので、発作のないときの予防的治療が主体となります。
  • 予防的治療の3本柱は、薬物療法、環境改善、身体鍛錬で薬だけが治療ではありません。発作をくり返してその度に発作止めを使うだけでは喘息は良くなっていってくれません。
    発作のない良い状態を長く維持していくことが、良くなっていくための必要条件です。

a)まず発作を止めるに十分の薬物を使用します。(軽い人は軽いなりに、重い人は重いなりに)

b)状態だけでなく、肺機能やピークフローで改善を確認します。
2週間以降は、
1.普通の生活をしながら (学校、行事など)
2.徐々に運動機能力などを高めながら(今までに出来なかった運動に少しずつチャレンジ)
3.肺機能を正常に保ちながら
4.傷んだ肺を修復して行きます
5.通院、服薬は計画的に、定期的に(月2回~1ヵ月に1回)。

症状もなく肺機能もハイレベルに安定したら、
1.徐々に薬を減量しますが、一番効果的な薬を残します。
2.常に肺機能が最高値にあるのを確認しながら減量します。
3.最後に残した薬物はかなり長期に続けます。

1.予防薬(コントロール薬):炎症を抑える作用のある吸入薬(セレベント)、吸入ステロイド薬、気管支拡張薬、経口抗アレルギー薬(キプレス、ザジテンなど)、漢方薬などが使われることもあります。

2.発作止め:吸入の気管支拡張剤(メプチン)や痰を切る薬や咳止め、抗生物質などが用いられます。
吸入ステロイド薬、吸入気管支拡張薬、この2つの治療をうまく組み合わせて、 患者さんの状態を良好に保つようにします。

  • テオフィリン
    古くから気管支拡張薬の錠剤として用いられています。血中濃度を一定に保つために定期的に服用することが重要です。最近は、1日1回から2回の服用でよい持続性の薬が主流になっています。最近では小児用に持続性のシロップ剤なども登場しています。
  • 抗炎症薬:吸入ステロイド剤(粉末)
    フルタイド
    ドライパウダーの吸入ステロイド剤です。オレンジ色(キャップが茶色)の専用の吸入器を用いて吸入します。
    炎症を抑える力は他の吸入ステロイド剤(ベクロテタゾン)などと比較すると半分の量でほぼ同等の効果があるとされています。全身に対する副作用は従来の吸入ステロイド剤に比べて多くはありませんが、消化器症状や口腔内カンジダ症などの発生頻度はやや高いようです。今まで以上にしっかりとうがいをして下さい。
  • 気管支拡張剤
    セレベント
    日本初の長時間作動型吸入気管支拡張剤です。
    ドライパウダー剤の気管支拡張薬(吸入2刺激薬)であり、一回の吸入でその作用が約12時間にわたり持続し、喘息の息苦しさなどの症状を緩和し、さらに喘息発作の発現を予防する。
    喘息や慢性気管支炎の発作予防薬として用います。
    喘息や慢性気管支炎では、気管支が狭くなり、ゼーゼー呼吸が苦しくなったり咳き込んだりします。このお薬は、気管支に直接作用し、気管支が収縮するのを予防する働きをします。
    【薬理】
    気管平滑筋の2受容体に長時間結合して、気管支の収縮を防ぎます。
    2選択性が高く、心臓に対する影響が比較的少ない。
  • 抗アレルギー薬
    アレルギーのもととなる物質を抑えたり、その物質が作用する部位(受容体)に結合しないようにして効果を現します。一般的に服用してから効果がでるまでに 2~6週間ぐらいかかるので、服用を続けることが重要です。
  • キプレス錠
    アレルギー反応に関与するロイコトリエン(LT)という体内物質の働きをおさえる作用があります。選択的にロイコトリエン受容体に拮抗し、抗炎症作用、気管支収縮抑制作用を示します。気道過敏性の亢進も抑制され、喘息発作が起こりにくい状態に導きます。持続的に作用するので、1日1回就寝前の服用で済む。

禁煙外来

チャンピックスという禁煙薬薬を用いた禁煙指導を行います。
薬剤は万能ではありませんので、あくまで禁煙するという強い意思が必要です。
期間は約3ヶ月で、完全にタバコからの離脱を目指します。
薬剤は保険適応で、約3000円程度です。

  • タバコをやめるコツ
    ・最初に自分に言い聞かす。
    タバコを吸わなくとも痛くない。おなかがいっぱいになるわけでない。喉が潤うわけでない。
    ・人にタバコをやめることを宣言する。
    意気地がないとおもわれるのが嫌な人に宣言する(特に女の人)。灰皿とライターを捨てる。
    ・背広のポケットは縫っておく。右手人差し指と中指を縛っておき、禁煙であることを思い出す。
    ・ほしくなったら水を飲む。ガムを噛む。ジン丹もよい。
    ・苦しいのは3日目。次が3週間後。3ヶ月我慢すれば完全に体からニコチンが消える。

◆動脈硬化予防外来

1.動脈硬化とは:血管の内膜にコレステロールがたまり、血管が狭くなったり、硬くなったりすることをいいます。

2.原因:糖尿病、高血圧、高脂血症、ストレス、肥満、喫煙です。

3.血液中にコレステロールがたくさんあると、血管の一番内側の膜にたまります。これを、体の中のそうじやさんであるマクロファージが食べます。
これらが、脂質の塊となって、血管の内膜が厚くなるのです。

4.動脈硬化の検査:血糖値、HbA1cなどの糖尿病の検査。
コレステロール、中性脂肪の値。        
脈波図、心機図、ポリグラフ検査。

5.動脈硬化を防ぐには:
  ・ 食事:たべすぎないこと。特に動物性脂肪を控える。
   食物繊維、ビタミンE、カロチンを多く摂ること。
  ・ 運動:1日30分、週3回の運動。決して無理をしないよう自分のペースで。
  ・ 休養、ストレスの解消。(自分なりの方法で)
  ・ 生活習慣病の治療。(糖尿病、高血圧、高脂血症)

6.動脈硬化度チェック:5個以上ある人は要注意
  □ コレステロール、中性脂肪の検査値が高い
  □ 家族に心筋梗塞、脳卒中がいる
  □ 血圧が高い
  □ タバコを吸う
  □ 太っている
  □ 甘いものが好き
  □ 運動不足
  □ 何でも仕切りたがる性格である
  □ よくお酒を飲む
  □ グルメである
  □ ストレスが多い
  □ 野菜類はあまり好まない

7.動脈硬化度の測定

  • 閉塞性動脈硬化症(ASO)の早期発見、診断には脈派、ポリグラフィー検査が有用である。
     VS-1000(フクダ電子)という器械があります。
      動脈壁の硬さの指標である脈派伝達速度を調べます。
      数分間で、血圧を測定するのと同じ感覚です。
      すべて健康保険適応です。

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